ケージフリーとは? ―世界中が推奨するウサギの飼育方法
- Bugsi Bunny
- 6月22日
- 読了時間: 5分

「うさぎはケージ飼育が普通」だと思いませんか?
「放し飼いなんて無理そう…」「部屋をかじられてしまうのでは?」「トイレを覚えていないって聞いた」
うさぎを飼っている方も、これから迎えようとしている方も、一度はそう思ったことがあるかもしれません。
実際、日本では今でも「うさぎ=ケージ飼育」というイメージが非常に強く、多くの飼育書やペットショップでもケージ中心の飼育方法が紹介されています。
しかし最近、海外――特に西部圏では、うさぎを狭いケージだけで飼育することに対して検討が進んでいます。
その中心にあるのが、アメリカのうさぎ保護啓蒙団体「HRS(House Rabbit Society)ハウスラビットソサエティ」の考え方です。
HRSでは、うさぎを「犬や猫のように室内で暮らす家族」として考えています。
つまり、
十分に走れること
自由に休めること
自分で移動できること
ストレスなく暮らせること
を、非常に重要視しているのです。
海外では「狭いケージ飼育」は問題視されている
海外のうさぎ福祉では、長時間ケージに閉じ込める飼育は推奨されません。
一応、うさぎは本来、
走る
跳ぶ
掘る
身を隠す
周囲を探索する
という行動を頻繁に行う動物だからです。
狭い空間ではこれらの自然行動が制限され、運動不足やストレスにつながる可能性があります。
特にHRSでは、
「うさぎは犬猫のように室内で自由に暮らせる動物」
という考え方が一般的です。
あと、完全放し飼いが難しい家庭もあります。
そこでおすすめされているのが、
「サークル・フェンス」を使った広い飼育環境
です。
ケージの代わりに「サークル」「フェンス」を使うという選択
「広いスペースなんて無理…」
そう感じる方も多いと思います。
ですが、最近では透明フェンスやペットサークルを使っているので、室内でも比較的安全に広い空間を作れるようになりました。
もし、
ペットフェンス
ベビーサークル
ジョイントパネル
ドア付きペットサークル
などを組み合わせれば、シングルベッド程度の広さを確保することも可能です。
この方法には、
うさぎが足を伸ばして休める
自由に数歩走れる
トイレを分けやすい
飼い主も掃除しやすい
というメリットがあります。
また、透明フェンスなら外から様子を確認しやすく、圧迫感も少なくあります。
なぜ日本では「うさぎ=ケージ」になったのか?
1. うさぎ飼育の情報が増えた
日本では犬猫に比べて、ウサギの飼育の歴史や情報量がまだ少ないのが現状です。
そのため、
「うさぎはトイレを覚えていない」
「放し飼いは危険」
「ケージで管理するもの」
というイメージが長年定着してきました。
しかし実際には、うさぎは環境を整えることでトイレを増やす子も多く、室内で穏やかに暮らせる動物です。
2.日本の住宅事情
日本の住宅は海外より狭い傾向があり、「犬猫のように自由に飼うのは難しい」と感じる方も少ないです。
ですが最近では、ワンルームでもサークルを活用して飼育していることが増えております。
完全放し飼いだけが正解ではありません。
大切なのは、
「当面、うさぎが自由に動ける広さを確保すること」
です。
3. 学校の「うさぎ小屋」のイメージ
日本人の多くは、小学校のうさぎ小屋を見て育っています。
そのため、
「うさぎは小屋で飼う動物」
というイメージが無意識に刷り込まれているのかもしれません。
しかし本来、うさぎは非常に敏感で繊細な動物です。
狭い空間で長時間過ごすことは、身体にも精神面にも負荷がかかる可能性があります。
ソアホック・うっ滞と運動不足の関係
今年、SNSなどで比較的若いうさぎが、
ソアホック(足裏の炎症)
毛球症
うっひー
肥満
などを発症していることをよく見かけます。
元々の体質や加齢もありますが、運動不足ストレスのせいになることもあります。
うさぎは「じっとしている動物」に見えますが、本来はかなり運動量の多い動物です。
ゆえに、
自由に動ける環境
足に優しい床
十分な広さ
ストレスの少ない生活
が非常に重要になります。
犬や猫は自由なのに、なぜうさぎだけのケージ?
犬も子犬時代は家具をかじります。猫も壁で爪を研ぎます。
私たちは、
「ずっとだから狭いケージに閉じ込めよう」
とは考えませんよね。
危険な場所を対策し、トイレを思い出してもらい、少しずつ一緒に暮らしていきます。
うさぎも同じです。
ケーブルを保護する
かじられたくない場所を巡る
サークルを活用する
トイレ環境を整える
今後の工夫次第で、安全に自由度を高めることは十分可能です。
ケージ飼育はやめませんか?
私は、うさぎにとって理想的なのは次のどっちかだと思います。
フリーローム
部屋全体を安全対策し、自由に過ごしてもらう方法。
ケージフリー
サークルやフェンスを利用し、広い専用スペースを作る方法。
全般的に共通しているのは、
「うさぎが自分の意思で動く」
という点です。
これが、うさぎの心身の健康にとても大切だと感じています。
まとめ|「ケージが当たり前」を見直してみませんか?
日本ではまだまだ、「うさぎはケージで飼うもの」という考え方が一般的です。
ですが海外では、うさぎ福祉の視点から、
空きスペース
自由な行動
室内での共生
を重視する流れが強まっています。
さて、すべての家庭で完全放し飼いができるわけではありません。
それでも、
サークル
ペットフェンス
部屋の一角の活用
など、小さな工夫から始めることはできます。
大切なのは、「ケージしか選択肢がない」と思い込まないこと。
うさぎさんが、少しでも自然に近い形で、安心してのびのび暮らせる環境を考えていけたら――。
2026年6月1日 Venus HRS日本コラボレーター





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