
日本のうさぎ飼育を、動物福祉の視点からより良いものへ

日米で培った30年の経験をもとに、家庭・学校うさぎ・大久野島のウサギたちの健康と福祉の向上に取り組んでいます。
BunnyCare JP
BunnyCare JPは、1988年に設立されたHouse Rabbit SocietyのInternational Partner(国際提携パートナー)として、HRS公式サイトに掲載されています。
私たちについて:このサイトの歩みと想い
日米で30年うさぎと暮らしてきた経験と、フロリダの河川敷から命を繋いだ一匹の保護うさぎの物語。私たちが「世界基準の適正飼育」を日本に届ける理由です

運営者|VENUS(ヴィーナス)
公開日:2026年4月15日 更新日 2026年8月25日
VENUS|BunnyCare JP運営者・うさぎ福祉活動
うさぎと30年以上にわたり、日本とアメリカで暮らしてきました。フロリダで保護されたうさぎのバグちゃんと一緒に日本へ移住した経験から、両国の飼育環境や動物福祉に対する考え方の違いを実感。日本のうさぎたちがより健康で幸せに暮らせるよう、BunnyCare JPを立ち上げました。
BunnyCare JPは、House Rabbit Society(HRS)のInternational Partner(国際提携パートナー)として、HRS公式サイトに掲載されています。
HRSから許可を得た資料や知見を日本語で紹介し、世界基準のうさぎケアを日本へ届けています。
保護・譲渡活動
うさぎの保護、一時預かり、里親への譲渡に継続して取り組んでいます。大久野島から保護されたうさぎの受け入れ経験もあり、これまで複数のうさぎを新しい家族へつないできました。
日本の飼育文化を変えるために
日本では、小さなケージを中心とした飼育が今も広く見られます。BunnyCare JPでは、十分な運動スペースの確保や、うさぎに詳しい獣医師と相談したうえでの避妊・去勢など、健康と動物福祉を大切にした飼育を広めています。
うさぎをケージの中だけで飼うのではなく、その生態を尊重し、家族の一員として暮らすことを目指します。
学校飼育うさぎへの取り組み
学校飼育には、暑さ対策、休日の世話、獣医療、責任の所在など、多くの課題があります。猛暑のなか屋外で飼育されていた学校うさぎの事例を発信し、報道を通じて室内飼育への改善につながった経験もあります。
今後も、新たな学校飼育をなくすことを目指すとともに、現在飼育されているうさぎの環境改善や、終生飼養できる家庭への譲渡を支援していきます。
BUGSI(バグシー)米国フロリダ河川敷保護うさぎ
フロリダの河川敷から命を繋いだ、奇跡の保護うさぎ
バグシー(愛称:バグちゃん)は、2018年生まれの男の子うさぎ。 バクちゃんはアメリカ・フロリダ州の河川敷に遺棄され、衰弱していたところを動物保護団体「Humane Society ヒューメインソサエティ」に救出されたことから始まりました。
「もしあの日、Humane Societyが彼を見つけていなければ……」
発見当時の彼は病気で衰弱しきっており、そのまま静かに命を落としていたはずです。幸いにも保護された彼は、適切な治療と去勢手術を経て、当時ボランティアをしていた私(VENUS)と運命的な出会いを果たしました。
合計4日間:海を渡る24時間以上のフライトと検疫の試練
家族となったバグシーと共に日本へ帰国する際、私たちはうさぎにとって極めて過酷な試練を乗り越えました。
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24時間以上の移動: アメリカから日本へのフライトと空港での手続きだけで、合計24時間を超える長時間の旅。
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成田での2泊3日: 到着後も成疫手続きのため成田で2泊3日を過ごし、移動開始から自宅到着まで合計4日間を要しました。
うさぎにとって、食欲不振(胃腸うっ滞)は最短12時間で命に関わる緊急事態です。この4日間を無事に乗り越えられたのは、HRSの理念に基づいた徹底的な体調管理と準備があったからこそでした。
7歳でのパスツレラ感染症との闘い
バグシーは8歳を超えた今も元気に暮らしていますが、7歳の時に右目下の膿瘍(パスツレラ感染症)を発症しました。全身麻酔での切開手術、3ヶ月に及ぶ週2回の通院治療、そして完治から2ヶ月後の再発。こうした過酷な経験を通じて、私は「正しい知識と環境こそがうさぎの命を守る」ことを再確認しました。

Austin おーちゃん:大久野島医療救助保護うさぎ



オースティンは、大久野島で保護され、現在は私(VENUS)の家で暮らしている大切な家族です。後ろ脚は一本ですが、室内で安心して過ごし、穏やかな毎日を送っています。
大久野島で保護された時に確認された後ろ脚の怪我
オースティンは保護された時、後ろ脚を骨折し、ほとんど使えない状態でした。病院での診察では、足首付近で完全に骨が折れ、肉と皮膚だけでつながった不安定な状態であることが確認されました。膝に近い側では骨が露出し、汚れと乾燥も見られました。
レントゲン検査の結果、脛骨遠位部の開放性横骨折と診断されました。怪我から時間が経過していたため、露出した骨には壊死があり、かかと側の骨にも変性が見られました。そのため、通常の骨折治療によって、脚の形や機能を取り戻すことは難しい状態でした。
我が家に迎えてからの断脚手術
大久野島出身のオースティンを我が家に迎えた後、私は獣医師と相談のうえ、断脚手術を受けさせました。元の脚の形や機能を取り戻すことは難しい状態でしたが、これ以上の痛みや感染のリスクを減らし、安心して生きていけるようにするための選択でした。
オースティンは、傷ついた脚を引きずりながらも生きようとしてきた子です。これからは痛みや危険にさらされることなく、その子らしい毎日を重ねていけるよう、我が家の大切な家族として支えていきます。