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ケージフリーとは?―世界中が推奨するうさぎの飼育方法

cage-free  circle fence

「うさぎはケージ飼育が普通」だと思っていませんか?

「放し飼いなんて無理そう…」「部屋をかじられてしまうのでは?」「トイレを覚えないって聞いた」

うさぎを飼っている方も、これから迎えようとしている方も、一度はそう思ったことがあるかもしれません。

実際、日本では今でも「うさぎ=ケージ飼育」というイメージが非常に強く、多くの飼育書やペットショップでもケージ中心の飼育方法が紹介されています。

しかし近年、海外――特に欧米圏では、うさぎを狭いケージだけで飼育することに対して見直しが進んでいます。

その中心にあるのが、アメリカのうさぎ保護啓蒙団体「HRS(House Rabbit Society)ハウスラビットソサエティ」の考え方です。

HRSでは、うさぎを“犬や猫のように室内で暮らす家族”として考えています。

つまり、

  • 十分に走れること

  • 自由に休めること

  • 自分で移動できること

  • ストレスなく暮らせること

を、とても重要視しているのです。


海外では「狭いケージ飼育」は問題視されている

海外のうさぎ福祉では、長時間ケージに閉じ込める飼育は推奨されていません。

なぜなら、うさぎは本来、

  • 走る

  • 跳ぶ

  • 掘る

  • 身を隠す

  • 周囲を探索する

という行動を頻繁に行う動物だからです。

狭い空間ではこれらの自然行動が制限され、運動不足やストレスにつながる可能性があります。

特にHRSでは、

「うさぎは犬猫のように室内で自由に暮らせる動物」

という考え方が一般的です。

もちろん、完全放し飼いが難しい家庭もあります。

そこでおすすめされているのが、

「サークル・フェンス」を使った広い飼育環境

です。

ケージの代わりに「サークル」「フェンス」を使うという選択

「広いスペースなんて無理…」

そう感じる方も多いと思います。

ですが、最近では透明フェンスやペットサークルを使うことで、室内でも比較的安全に広い空間を作れるようになっています。

たとえば、

  • ペットフェンス

  • ベビーサークル

  • ジョイントパネル

  • ドア付きペットサークル

などを組み合わせれば、シングルベッド程度の広さを確保することも可能です。

この方法には、

  • うさぎが足を伸ばして休める

  • 自由に数歩走れる

  • トイレを分けやすい

  • 飼い主も掃除しやすい

というメリットがあります。

また、透明フェンスなら外から様子を確認しやすく、圧迫感も少なく済みます。

なぜ日本では「うさぎ=ケージ」になったのか?

1. うさぎ飼育の情報が少なかった

日本では犬猫に比べ、うさぎ飼育の歴史や情報量がまだ少ないのが現状です。

そのため、

  • 「うさぎはトイレを覚えない」

  • 「放し飼いは危険」

  • 「ケージで管理するもの」

というイメージが長年定着してきました。

しかし実際には、うさぎは環境を整えることでトイレを覚える子も多く、室内で穏やかに暮らせる動物です。

2. 日本の住宅事情

日本の住宅は海外より狭い傾向があり、「犬猫のように自由に飼うのは難しい」と感じる方も少なくありません。

ですが最近では、ワンルームでもサークルを活用して飼育している方が増えています。

完全放し飼いだけが正解ではありません。

大切なのは、

「最低限、うさぎが自由に動ける広さを確保すること」

です。

3. 学校の「うさぎ小屋」のイメージ

日本人の多くは、小学校のうさぎ小屋を見て育っています。

そのため、

「うさぎは小屋で飼う動物」

というイメージが無意識に刷り込まれているのかもしれません。

しかし本来、うさぎは非常に活発で繊細な動物です。

狭い空間で長時間過ごすことは、身体にも精神面にも負担になる可能性があります。

ソアホック・うっ滞と運動不足の関係

近年、SNSなどで比較的若いうさぎが、

  • ソアホック(足裏の炎症)

  • 毛球症

  • うっ滞

  • 肥満

などを発症しているケースをよく見かけます。

もちろん体質や加齢もありますが、運動不足やストレスが一因になることもあります。

うさぎは「じっとしている動物」に見えますが、本来はかなり運動量の多い動物です。

だからこそ、

  • 自由に動ける環境

  • 足に優しい床

  • 十分な広さ

  • ストレスの少ない生活

がとても重要になります。

犬や猫は自由なのに、なぜうさぎだけケージ?

犬も子犬時代は家具をかじります。猫も壁で爪を研ぎます。

それでも私たちは、

「だからずっと狭いケージに閉じ込めよう」

とは考えませんよね。

危険な場所を対策し、トイレを覚えてもらい、少しずつ一緒に暮らしていく。

うさぎも同じです。

  • ケーブルを保護する

  • かじられたくない場所を囲う

  • サークルを活用する

  • トイレ環境を整える

こうした工夫によって、安全に自由度を高めることは十分可能です。

ケージ飼育はやめませんか?

私は、うさぎにとって理想的なのは次のどちらかだと思っています。

フリーローム

部屋全体を安全対策し、自由に過ごしてもらう方法。

ケージフリー

サークルやフェンスを利用し、広い専用スペースを作る方法。

どちらも共通しているのは、

「うさぎが自分の意思で動ける」

という点です。

これが、うさぎの心身の健康にとても大切だと感じています。

まとめ|「ケージが当たり前」を見直してみませんか?

日本ではまだまだ、「うさぎはケージで飼うもの」という考え方が一般的です。

ですが海外では、うさぎ福祉の観点から、

  • 広いスペース

  • 自由な行動

  • 室内での共生

を重視する流れが強まっています。

もちろん、すべての家庭で完全放し飼いができるわけではありません。

でも、

  • サークル

  • ペットフェンス

  • 部屋の一角の活用

など、小さな工夫から始めることはできます。

大切なのは、「ケージしか選択肢がない」と思い込まないこと。

うさぎさんが、少しでも自然に近い形で、安心してのびのび暮らせる環境を考えていけたら――。


June, 1, 2026 Venus HRS日本コラボレーター

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rescued bunny from FL USA
​うさぎの飼い方 完全ガイド

BunnyCare JP|HRS公認

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ハウスラビットソサエティ

The text and photos are reprinted with permission from House Rabbit Society, houserabbit.org.

本文と写真は 米国ハウスラビットソサエティ House Rabbit Society、houserabbit.org の許可を得て転載しています。
 

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